アメリカへの旅・第18話(ラスベガス編)

たった1時間の朝寝坊をしただけで、1日の予定がガラリと変わってしまう….
「ギリギリセーフ」に思えたが、LAX カウンターのオペレーターは、決して急ぐ様子も無く、優遇してくれる気遣いも無く、ホントゆる〜くマイペースに仕事をしていた…
簡単に「out!」の宣告〜(泣)
午前9時のフライトは、夜の便にズラされた事で、本日の予定は狂ってしまった…

切り替えの早いZ世代の娘たちに任せて、我々はサンタモニカで時間を潰すコトにした。
『旅にはミスは付きもの…』いっその事、それをも楽しもうではないか!

LAXからサンタモニカまで、行きは「Uber」を使った。帰りは「Lyft」を使った。
Lyftの方が、Uberよりも3割くらい安かった。
どちらも米国で誕生したが、Uberは孫正義氏が買収した為、高い人気を確立。後発のLyftは病むなく値下げに踏み切る事となった。日本語表示のあるUberの方が、画面もシステムも明確で使いやすい。低価格のLyftも使い勝手によるよね。

てな感じで、旅先での1日はあっという間に過ぎて、夜が来た。
約70分で、ラスベガスに到着。

時は遡り出発前の数ヶ月前に、私はネットで格安チケットを見つけた!
LCC「Sprit 」社。
笑える話なんだが、ロサンゼルス→ラスベガス、なんと「片道¥3.000」⁈
(吊り革に掴まって、立ち?)  (床に体育座り?)
そんなワケが無い! 当然、カラクリがあった。
❶座席指定は、プラス¥10.000。
❷カーゴに荷物を預けたら、プラス¥10.000
(なんだソレ⁉︎)

❷は我々にはキャリーバッグがあるから、必要。
❶も3人が近くにいた方が安心かな?と、申し込んだ。
結局、¥23.000くらい支払う事となった。(7年前は、¥15.000だった)

安全で快適に目的地へ着けば、それでイイ。

ラスベガス空港へお迎えに来てくれる方々に、メールで連絡を入れた。
「ごめんなさい。我々は朝寝坊をして、飛行機に乗り遅れた」
「夜の便にて、お迎えお願いします」

優しいアメリカのWalt お父さんには、本当に感謝しかない。
笑いながら、「到着したら何が食べたい?」と尋ねてくれる。
「夜も遅いので、サラダだけで十分」と伝えた。


ラスベガス空港は、7年前には「マッカラン空港」と呼んでいたが、
今は「ハリー・リード空港」と呼んでいる。活躍した上院議員の名前だそうだ。

Mullerファミリーとの7年ぶりの再会にワクワクの私は、もう到着ゲートへ向け走りたくって。

前回は更にもっと興奮していた!36年ぶりだったので、「私のコトを憶えてくれているのだろうか?」あれから歳は取ったけど、私の心はあのとき初めて会った13歳のままなのだ‼︎
果たして同行した娘たちは、どう感じたのだろう今一度、伺ってみたいね…


空港内のスロットルマシンも、7年前から驚くほど進化していた!
(液晶画面が湾曲⁉︎)

前回は、偶然ラスベガス空港で出会った卒業旅行中の女子大生たちをエスコートした。
到着ゲートからカーゴ受け取り場まで、電車で移動するくらいバカでかい空港なのだ。
初めて訪れたら、必ず迷うよ。

何故だか一人旅の方が感覚が鋭くなり、返って道に迷った女子大生たちを引率してしまうくらいに、私の勘は働いた。
そうして、ファミリーと36年ぶりの再会スペシャルを果たし、大きなハグに迎えられた私を目撃した彼女たちは、『キャー、憧れるぅ!』『イイなぁ、羨ましい!』と、一緒に喜んでくれた。
ホント私はツイている⭐️
(ラスベガス・ハリーリード空港から、ウォルター・ミュラー家へ!)